病巣感染とは、体のどこかに慢性的な疾患を抱えている部分があると、その原因となっている部分にはさほど異常が見られなくても、それ以外のまったく正常な部分に症状があらわれるというものです。
この病巣感染のいちばんの原因は慢性扁桃炎といわれており、私自身、扁桃を腫らすと、皮膚や耳の奥に痛みを感じることがあります。
なぜ病巣感染が引き起こされるのか、そのメカニズムはいまだじゅうぶんに解明されていません。
しかし、扁桃炎の主な原因菌である溶血性連鎖球菌は、腎炎、掌蹠膿疱症、リウマチ熱、皮膚科的疾患、心内膜炎など重篤な症状につながる病気を引き起こす可能性が高いといわれており、早い時期に医師の診断を受けることが先決です。
扁桃病巣感染症かどうかを判断するためには、扁桃を直接刺激する扁桃誘発試験か炎症を抑制する扁桃打消試験を実施し、体温、血液、尿の変化を調べます。
その結果によって、摘出手術を行なうか否かを決定します。